久々に
2006年 12月 12日よしもとばなな「アルゼンチンババア」を読んだ
新宿に向かう 空いた電車の中で読んだ
「人は死ぬ瞬間まで生きている、決して心の中で葬ってはいけない。」
という文章が出てきた 驚いた
私も 母が亡くなる前、共に病室で過ごしていた時強く感じた事であった
人は、死ぬまで生きているのに
周りの人々によってどんどん もう死んでしまう人
死に向かっている人 という (よしもとばななが言うところの)呪いを受ける と
そうやって 徐々にその人を諦めていく
それは とても残酷な事だ
愛するものの死は
「うんと悲しいこと」
だけど 其のとき
「一生消えない大きな宝物」
をもらうのだと この本は教えてくれる
by lender
| 2006-12-12 22:03